美容室を開業する場合、どんな業種でも同じことが言えますが、事業計画は最低限、必要です。銀行から融資を受ける場合は当然のこと、融資を受けない場合でも、店舗立地や席数、スタッフ人数などをイメージし、まずは、大よその売上計画を策定しましょう。美容室の経営に大事なのは美容師の「腕」です。おそらく、その「腕」に自信があるから開業・開店をされるのだと思います。しかし、美容室経営は年間に1万件オープンし、1万件閉店する業界といわれています。それほど、厳しい業界なのです。美容室経営は、「腕」だけでは成り立たなくなっている業界なのです。美容室は「サービス業だ」という精神を美容師含むスタッフ全員が持つことが必要なのです。具体的には、美容師・スタッフのマナー、店舗内の美化など、お客様への「おもてなし」が他店との「差」になります。また、ターゲットの選定も大事な要素です。一般的に店主が30代の業界であるため、ターゲットも30代以下の若い女性になっている場合が多いです。地域競合店との差別化を考え、ターゲットを考えるものひとつの戦略です。個人的には50代以降も競合店が少なく、大きなマーケットだと思います |